救急外来や救急救命センターで働く救急ナースは、様々な患者への応対が求められる。患者が搬送されてきたときには、意識確認や酸素投与、採血などの初期治療に加え、骨折をはじめとした怪我では応急処置をする役割を持つ。さらに、医師の介助にも対応しなければならない。そのため、救急ナースは常に迅速に動くことが求められる。迅速に動くには、服装に細心の注意を払う必要があるだろう。
ナース服は、ゆとりがあるタイプを購入する人もいるが、サイズが合わないと動きにくい可能性がある。ナース服を選ぶ際は、体にフィットしているものを選ぼう。特に、肩周りやウエスト周りが動きやすいかどうかをチェックすることが大切だ。また、救急外来や救急救命センターでは汗をかいてもすぐに着替えられないため、吸水速乾性があるインナーを選ぶなど工夫しよう。
そして、救急外来や救急救命センターでは急患の受け入れ時や、患者の急変の報告時など、院内を走り回ることも少なくない。そのときにナースシューズだと、走っている最中に滑ってしまったり、思うように走れなかったりすることもある。そのため、救急ナースとして迅速に動くには、履き物にも気を付けなければならない。
走り回ることを考えて、ナースシューズやサンダルなどは避け、走りやすくて滑りにくい、スポーツ系のスニーカータイプが適切だ。救急ナースとして活躍するには、どんな状況でもすぐに対応できるよう、このように服装や履き物を工夫する必要がある。